先日、12回目の施術に来られた17歳の女の子。
当初、ふらつきで普通に歩けなかったが、一人で学校に通えるようになったようだ。
まだ、歩行時、若干不安定な感じもあるが、虚ろだった目もしっかりしてきたし、食欲もあるので、少し安心した。
でも、起床時がまだすっきり起きれないようなので、もう少し施術に来てもらうことになった。
少し特殊な歪みをもっていた頚椎(首の骨)もかなり改善されつつあり、首全体が過緊張を起していたのも良くなっているように感じた。
他に気になるのが生理周期の乱れだ。
わたしのオフィスにはじめて来たときは6ヶ月も生理が来てなかったらしい。
そして、3回目の施術に来られたとき、久しぶりに生理が来たことを教えてくれた。
それから、またしばらく生理が来ていないということなので、いずれは専門医療機関で一度検査をしたほうが良いとは思うが、栄養のアドバイスも希望していたので、まずはタンパク質とビタミンB群、そして鉄を摂取するようにおすすめした。
生理に関するトラブルでは、よくホルモンバランスの乱れ、心身のストレスがあげられることが多いが、ホルモンやストレスとタンパク質はとても深い関係にある。
体の約20%はタンパク質で構成されているが、ホルモンもタンパク質が原材料になっている。
また、ストレスを感じると副腎が体を守ってくれているが、長期的なストレスで副腎が疲弊してしまうと、副腎から分泌しているホルモンも少なくなってしまう。
結果、全体のホルモンバランスが崩壊してしまって、生理不順だけでなく、さまざまな体調不良を起こしてしまう。
そして、生体維持のためには酵素という存在も無視できないが、そのほとんどはビタミンB群が補酵素となっている。
また、ホルモンバランスを整えるには、神経伝達物質も重要になってくるが、それには必ず鉄が必要になってくる。
女性は生理のある時期には、ほぼ全員と言ってもいいぐらい鉄欠乏になっている。
鉄欠乏で有名なのは鉄貧血だが、血中での鉄の役割以外にも色んな役割を果たしてくれている。
まだまだ、これから長く楽しい人生が待っているので、これからも彼女をサポートしていきたいと思う。
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