二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

ふらついて普通に歩けない!

f:id:kenny-c:20211103174523j:plain

今、17歳の高校生の女の子が、わたしのオフィスの通っている。

症状は、小学校5年生の頃からめまいを発症し、中学時代からは、季節の変わり目になるとそれが頻繁に起こるようになったようだ。

今までに、医療機関でさまざまな検査を行ったが、原因がはっきりせず、どうしたら良いのか困っていたらしい。

彼女の症状はかなり深刻で、現在はどこかが痛いわけではなく、まっすぐに歩けないため、学校にも行けず、家の中では四つん這いで移動しているらしい。

骨の歪み方にも、ある程度ルールというものがあるが、彼女の場合、胸椎(背中の骨)に2か所、頚椎(首の骨)に2か所、独特の歪みがあることが分かった。

また、頚部の過緊張がとても気になる。

おそらく、前庭神経(平衡感覚を保つ神経)にトラブルを起していると思われる。

どうも、過去には、交通事故も含め、日常生活での数度の事故を経験しているようだ。

先日、4回目の施術のために当オフィスに来られたが、大きく改善していないまでも、以前よりは少し歩けるようになり、また、生理不順もあり、しばらく生理が無かったが、6ヶ月ぶりに生理があったようだ。

幸いなことに、晩はよく眠れているようで、食欲も出てきたようなので、このまま施術を継続する予定だ。

 

脳の下部には延髄という場所があり、さまざまな神経の出発点になっているが、後頭骨、第一頚椎、第二頚椎の位置異常で、実に色んな体調不良を引き起こしてしまう。

16~17歳までの骨と18歳以上の骨は異なり、成長過程の骨の関節は柔軟で大人より歪みやすく、また修正もしやすい。

わたしのオフィスに通うクライアントさんが、たまに子供さんの施術をしてほしいと来られることがある。

運動や転倒などで足腰を痛めたり、頭痛があったり、首痛など、気になる症状があれば、真っ先に連れてきてくれるため、すぐに改善する。

当たり前だが、やはり早くに措置をすることが望ましいということをいつも実感する。

 

この彼女、早く学校に行って友達と楽しい時間を過ごさせてあげたい。

 

また、進展があれば、ご報告したいと思う。

 

 

彼女のその後↓

kenny-c.hatenablog.jp