10年以上お付き合いのある70歳代の女性のクライアントさん。
予約日に来られたが、ひどい腰痛で、腰をまっすぐにできずにいた。
事情を聞くと、お孫さんの運動会の見学に行ってから腰痛になったらしい。
低い簡易型の椅子に長時間座っていたらしく、そのときから腰に違和感を感じていたらしい。
わたしのオフィスにはじめて来られたときの症状とほぼ同じ状態。
もともと脊柱管狭窄症と診断されていたが、数回の施術で下肢の諸症状は治まっていた。
気になるところを矯正し、様子をみてもらうことにしたが、痛みが治まらず、医療機関を受診したようだが、やはり脊柱管狭窄症が原因と言われ、鎮痛剤を処方され、もし痛みが消失しない場合は手術をすすめられたようだ。
その後、前回の施術から1か月後に来られたが、症状は治まっていなかった。
そして、気になるところを矯正したが、短期間での施術を提案。
3日後。
起床時に腰に激痛が走っていたのが無くなり、体をまっすぐにすることができるようになっていた。
10日後。
両殿部(お尻)の痛みは残存。
骨の歪み自体はかなり改善しているが、両側の股関節の稼働制限がとても気になった。
少し施術の方法を変更し、マニピュレーションという技法で、両側の股関節の稼働域を広げる施術を行った。
これ以降、大きく変化し、下肢の痛みが消失。
7日後。
もう普通に歩けるようになり、痛みも無い。
もう大丈夫そうなので、また、1か月に1回の定期の施術にすることにした。
彼女の場合、一番の原因は股関節だったようだが、股関節というところは腰椎(腰の骨)、骨盤と筋肉でつながっており、低い椅子に長時間座っていたため、股関節に負荷がかかり、それに関連する筋肉にトラブルを起こしたのではないだろうか。
結果的に脊柱管狭窄症は関係なかったことになる。
改善してくれて一安心。