5年ほど、わたしのオフィスに通うクライアントさんのお母さんが来られた。
このお母さんは70才代で、現在100才になる親族の介護をしていたらしいが、もう体が限界で、背中、腰、頭が痛い 喉のつまり感などの症状があった。
かなり猫背で、顔が前のめりになっていて、腰椎(腰の骨)には側弯があり、下肢はO脚になってしまっていた。
こんな状態で、よく介護をしていたなあっと感心させられる。
まだ、膝は曲がるし、痛みもなく、普通に歩けるようだったので、なんとかなると思い、施術を開始。
膝が完全にくの字に曲がって、歩くのがしんどそうな高齢の方をよく見かけるが、今まで、そんな方も数名来られたことがあるが、残念ながらお断りしたことがある。
カイロプラクティックは、骨の亜脱臼を改善するには有効だが、骨自体が変形してしまっている場合、まったく効果がでない。
このお母さん、頑張って通ってくれたおかげで、9回目の施術後から、どんどん調子が良くなり、現在は2週間に1回のペースで、メンテナンスに来られている。
施術をするたびに姿勢も良くなってきたように思う。
このお母さんが、もし介護が必要になってしまうと、娘さんが今度は体の負担を強いられる連鎖が起こってしまうので、これから頑張って施術をしていかなくてはと思う。