3回目の施術の来られた30歳代の女性のクライアント。
医療機関で側弯症と診断され、また右腰部の痛みが気になっていたらしく、わたしのオフィスに来てくれた。
確かに胸椎（背中の骨）の右側弯が確認できたが、側弯の角度から体調を左右するほどの側弯ではないため、その旨を伝えた。
彼女ぐらいの側弯は、わたしのクライアントさんに沢山おられる。
右腰部の痛みに関しては、局所的に悪いわけではなく、腰椎（腰の骨）と骨盤、それに関与する筋肉との位置関係が悪かったのだと思う。
初回から1週間後に2回目の施術に来ていただいたが、もう右腰部の痛みは消失していた。
念のため、2週間後に3回目の施術をさせてもらったが、もう骨盤の歪みも無く、全体的にとても綺麗な骨の配列になっていた。
あとは、たまにメンテナンスをする程度に体調維持ができると思う。
彼女の場合は、一見まったく分からない程度の角度（10°前後までだと思う）だったので安心したが、今までに来られた側弯のクライアントさんで、30°を超えている可能性のある方もおられた。
側弯の角度が20°ぐらいまでなら、根気よく施術を行うと、軽減することが多い。
実際に長く施術に通ってくれている側弯のクライアントさんのほとんどが、見た目にはまったく分からない程度まで軽減している。
医療機関で側弯症と言われて、慌てて来られる方もけっこうおられるが、そんなに慌てることのないケースのほうが圧倒的に多い。
わたしも、過去に側弯の程度がひどく、施術を断念したのは3名だけだった。
側弯は進行型の場合、自宅で簡単な検査をこまめにすることでわかる。
幼少時期に側弯の疑いがあると言われた場合は、親御さんが常に気をつけてあげてほしい。
