先日、2回目の施術のために来られた新規のクライアントさん。
50才代の男性で、症状は、両殿部(お尻)の痛み、両足の冷え、腰痛だった。
1回目の施術で、左の殿部の痛みは解消し、腰痛もかなり軽減したそうだ。
しかし、右殿部の痛みが少々残っている。
彼は、ずっと坐骨神経痛だと思っていたようだが、両側の坐骨神経痛が発症することは稀で、両股関節の位置異常が一番の原因だった。
特に、右殿部の股関節が硬く、もともと右が悪く、それを放置していたために、左にも影響が出てきたのだろう。
男性に多いが、両股関節が外旋しているパターンが多く、いわゆる、O脚になっていることが多い。
彼の場合も同じだった。
2回目の施術後、右殿部の痛みもほぼ解消したが、あと数回、1週間に1回の施術を行い、様子をみることになった。
また、12月、2月に急性腸炎になることが多いようだが、これは両足の冷えと関係しているのではないかと思う。
なぜかというと、2回目の施術のとき、矯正を行っていると、腹部がグルグルと大きな音で鳴り出した。
特に、頚椎の矯正後、腹部が活発に動き出した。
よくあることだが、頚椎の歪みで自律神経が乱れ、消化器系の動きが悪くなっている方が非常に多い。
胃腸の動きが悪いと、どうしても下肢の冷えを感じてしまう。
これから、彼がどんどん元気になっていってくれるのが楽しみだ。
また、その後の経過をご報告したいと思う。