二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

逆流性食道炎が改善した!(50歳代の女性)

胃のむかつきを訴える50歳代の女性

毎月メンテナンスで来られているクライアントさんが来られた。

わたしのオフィスに通いはじめて1年半ほどになる。

50歳代の女性で、わたしのオフィスに来たきっかけは、右頭部の痛み、両肩のこり、背部痛、右腰部の痛み。

また、胃の痛みやむかつきが続くので、医療機関で検査してもらったところ、逆流性食道炎と診断されたようだ。

以後、胃薬は手放せなかったみたいだ。

右頭部の痛み、両肩のこり、右腰部の痛みは、6回目の施術以降、訴えることは少なくなったが、背部痛、胃の不調だけが残存した状態だった。

彼女の場合、第一頚椎、第二頚椎(首の骨)が大きく歪みをもっていて、この骨が歪んでしまうと、自律神経の働きが悪くなる。

また、食道炎には横隔膜という筋肉も関与することが多く、第三頚椎、第四頚椎の間隙にある横隔膜を支配する神経の伝達障害も関係するが、この彼女もやはり第四頚椎の歪みがあった。

施術を続けるうちに、第一頚椎、第二頚椎の歪みも少なくなり、第四頚椎の歪みも出なくなってきていた。

背部痛に関しては、内臓を支配する神経が背骨の間隙にある脊髄神経につながっているため、胃の不調が背部にも伝わっていたのだろう。

胃の改善とともに背部痛も訴えることがなくなった。

そして、最近では手放せなった胃薬もまったく飲まなくなったようだ。

先日、胃の内視鏡検査をした結果、炎症はきれいに治っていたそうだ。

 

胃や食道の炎症となると、医療機関では胃酸を止める薬を処方されることが多いようだが、体のほとんどの組織の原材料となっているタンパク質が一番最初に代謝を受けるのが胃酸になる。

胃酸を止めてしまうとタンパク質を分解することができず、タンパク質を供給できなくなってしまう。

胃酸を止める薬を飲むと、気分が悪くなる人を多いのはこれが理由だろう。

この彼女も同じだったみたいだ。

 

少し体型が膨よかになったような気がする。

自律神経が整い、栄養吸収も良くなったからだろう。

見た目が若くなったような気がした。

 

 

kenny-chiro.info