二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

股関節が悪くて階段の上り下りができない50歳代の女性

股関節痛で悩む50歳代の女性

今、あるクライアントさんの紹介で、通ってくれている50歳代の女性の新規のクライアントがいる。

彼女は、以前から股関節の調子が悪く、階段の上り下りが普通にできなくて、整骨院や整体に通っていたみたいだが、なかなか改善せず、ますます股関節が動かなくなり、歩行自体にも支障がでるようになっていたようだ。

初回のとき、施術室に入る際には、足を引きずって入って来られた。

少し検査してみると、股関節の位置異常だけでは無さそうな異常な稼働制限があったが、医療機関の検査では骨自体には問題が無いということだったので、施術を開始。

1回目の施術後。

立位で足を上げられるようになり、歩行時の違和感が少し無くなった。

2回目の施術の日。

1回目の施術に来られたとき、バスで来てくれたが、その際にバスから降りるのが大変だったようだが、施術が終わり、再びバスに乗ったが、少し楽に乗り降りができるようになったとのこと。

そして、先日5回目の施術に来られた。

もう手すりを持たずに階段の上り下りができるようになり、バスの昇降も楽になり、ジムにも通い始めた。

まだ、安心できないが着実に改善に向かっている。

 

彼女の場合、大腿骨頭(股関節部)が大きく前方、そして上方、外方と3次元の位置異常を起こしていた。

それに加えて、周囲の筋肉群の過緊張及び腸骨(骨盤)、仙骨(一般的には尾てい骨)の位置異常が原因で股関節の動きを制限していた。

股関節という部分には、体の重さがすべて乗っかる荷重関節と呼ばれる場所で、現在わたしのオフィスに通ってくれているクライアントさんのほとんど方は股関節に何らかの歪みがあり、施術する際には必ずチェックをして異常があれば矯正をしている。

それは自覚症状が無くても、わたしはきちんと検査をして矯正を行っている。

人間が生活するうえで非常に重要な部分だからだ。

 

この彼女、現在1週間に1回のペースで施術に通ってくれているが、少々遠方から頑張って来てくれているので、早く彼女が満足できる施術の成果を出してあげたい。