今、頑張って通ってくれている中学生の男の子がいる。
彼はバスケットが大好きで、小学生時代からバスケットに励んでいた。
しかし、中学生になってから突然頭痛を訴えるようになり、気力も無くなり、ずっと部屋に閉じこもるようになったため、病院に3か月間入院し、さまざまな検査をしたが、結局どこにも異常が無いと言われ、他の病院も受診したが、異常が見つからず、最終的には心の病とされてしまった。
たまたま、彼のお母さんとわたしのクライアントさんが知り合いだったため、わたしのオフィスを紹介してくれた。
そして、骨の検査をしてみると、頚椎（首の骨）にかなりの歪みがあることがわかった。
小学生時代は小柄で、バスケットの練習中に、他の選手とぶつかって、よく転倒していたようだ。
そして矯正を開始。
４回目の施術に来られたときには「ちょっとランニングをしたいから付き合って！」っとお母さんに言ってきたそうだ。
そして、まだ頭痛が無くなったわけではないが、学校にも行けるようになった。
しかし、数日でまた元に戻ってしまった。
どうやら頚椎の歪みだけが原因ではないように思えたので、栄養療法も取り入れることにした。
まず、ビタミンB群、プロテイン、ヘム鉄の摂取をお願いすることにした。
そして、１週間に１回の骨の矯正も行った。
しかし、プロテインがどうも苦手のようで、お母さんも色んなプロテインを購入しては彼にすすめたが、どれも摂ることができなかったので、医療用のサプリメントメーカーのプロテインを購入してもらって、一度飲んでもらうことにした。
良かった！これなら彼も飲めたようだ。
先日、18回目の施術に来られた。
今までは、わたしと会話することを拒んでいて、常に背中を丸くして下を向いたままだったが、わたしが問いかけると、わたしの目をきちんと見て応答するようになった。
また、会話の中で時折笑顔を見せるようになった。
少し前には「散髪に行きたい」と彼が言いだし、お母さんが送迎をしようとしたら、自分で自転車で行ってくると言って、一人で散髪に行ってきたらしい。
でも、まだ学校には行けていないようなので、副腎に対してのストレス緩和、テストステロン（男性ホルモン）の強化をするため、ビタミンC、亜鉛の摂取も追加でお願いをした。
早く学校に行かせてあげたい。
