約1年ぶりに来られたクライアントさん。
もう、首から背中にかけての緊張がマックスになっていた。
実は、田舎に住んでいたクライアントさんのご両親が要介護になり、帰省して、しばらく介護をしていたため、施術に来ることができなかった。
途中、何度かSOSの連絡を受け、そのたびに症状を聞き、自身でできる対処療法を教えていた。
それから、ご両親が他界し、1年ぶりに大阪に戻ってきたため、早々に体のメンテナンスに来てくれた。
本当に、彼女は献身的にご両親に尽くしたと思う。
ご両親の体調が悪いときも、どうしたら良いか分からず、よく相談にのっていた。
久しぶりに会った彼女には、少し安堵の症状も伺えた。
たぶん、彼女自身も介護をやりきったという思いもあるのだろう。
比較的、明るい表情だった。
彼女は、もともと股関節が悪く、介護中に悪化しないか、とても心配だったが、なんとか持ちこたえみたいだ。
「ずっと、きちんと体のメンテナンスしてくれてたから、なんとかいけたよ!」っと、クライアントさん。
施術家としては、とても嬉しい言葉だ。
1年ぶりなので、あと数回は1週間に一度の施術を行うことになったが、また、心身共に元気な彼女になってもらおうと思う。