二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

1年前から来られているクライアントさん。

頭痛、肩こりがひどく、年中その不快感と数年間戦ってきたらしい。

色んな医療機関で、検査してもらっても、特に異常がなく、処方される薬で、その場をしのいでいたようだ。

そして、あるクライアントさんの紹介で、わたしのオフィスに来ることになった。

はじめて逢った瞬間に、かなり頚椎が歪んでいるのが分かった。

そして、施術を開始。

8回の施術で、かなり改善し、もう痛み止めの薬を飲まなくてもよくなった。

でも、彼女には、もうひとつ大きな悩みがあった。

アトピー性皮膚炎だ。

大気が乾燥する時期には、全身がかゆくて、仕事中は仕事に集中できない、就寝中もかゆくて、よく眠れなかったらしい。

それで、ステロイドをいつも使っていた。

ステロイドは万能の薬で、ときには使用したほうが良い場合もあるが、できれば離脱できるのが望ましい。

そこで、栄養学に興味があるか聞いてみた。

すると、是非教えてほしいということで、アトピーに対しての栄養学的アプローチの方法をお教えした。

最初にお願いしたのは、家で加熱調理するときに使う油をエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルだけにする、亜麻仁油を毎日大さじ2杯を摂取、そして、乳酸菌サプリメントを摂るといった内容だった。

彼女の場合、アトピーのキャリアが長かったので、効果が現れるまでに少し時間がかかりそうだったが、わたしを信じてくれて、それを続けてくれた。

それから3ヶ月後、タンパク質の摂取量を増やしてもらい、マルチビタミンの摂取をおすすめした。

そして、1年が経過。

最初、わたしのオフィスに来た時には、髪は胸元まであったのが、首が見えるほどショートにカットして来られた。

今まで、アトピーのせいで、首が変色して黒ずんでいたため、それを隠すように髪を伸ばしていたが、その必要性がなくなり、ばっさり髪を切ったらしい。

よく見るとかすかにアトピーの面影はあるが、ほとんど分からなくなっていた。

全身のかゆみもかなり改善傾向にあり、ステロイドを使用する頻度も減り、毎日が楽しいそうだ。

世の中には、アトピーで悩んでおられる方がたくさんいる。

少しでも早く、栄養学で改善することを知ってほしい。