二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

足首の痛み

足首の痛み

わたしのクライアントさんの子供さんが、今、体操クラブに入って猛練習中。

でも、左足の踵と右足首を痛めたみたいで、施術に来られた。

色々検査すると、左踵の痛みは、踵自体に問題があるのではなく、ふくらはぎの筋肉のトラブル。右足首は、単純に足首の骨の位置異常(いわゆる捻挫状態)と判断。

初回、2回目の施術では症状が改善していなかったので、もう一度、精度を高めて検査したが、やはり当初の判断通り。

そして、4回目の施術の日、もう両足の痛みは無くなったようだ。

良かった!

できれば、楽しく思いっきり体操をさせてあげたかったので、手助けができて、本当に良かった。

 

 日本では、スポーツをする人は、骨のメンテナンスをしている人が少ない印象がある。

それと、スポーツ、運動をしている人は、自分が健康だと錯覚している人が多い。

体を動かすことは、筋肉の強化、骨の強度を保つ、血流が良くなるなどのメリットがあるが、運動をしていない人より体を使うのだから、当然、故障するリスクも増える。

特に、骨の関節にはとても負荷がかかるため、骨のメンテナンスをせずに運動を続けると必ず故障してしまう。

骨のズレがある状態で運動を続けると、関節を傷めてしまうし、運動神経の伝達が悪くなっている状態で筋肉に負荷をかけてしまうと、筋肉も傷めてしまう。

故障して、はじめて骨の大切さを知る人が多いようだ。

 

前述の彼女の場合、お母さんが当オフィスのクライアントさんだったこともあり、すぐにわたしのところに連れて来てくれたから良かったが、カイロプラクティックを知らない親御さんだったら、せいぜい整骨院、整形外科に通わせて、治らない治療をずっと続けていたかも知れない。

 

以前、こんなことがあった。

テニスをしている高校生の女の子が、足に力が入らなくなって、有名とされるスポーツ整形外科に通っていたが、まったく改善する気配もなく、逆に悪化して、紹介でわたしのオフィスに来たことがある。

彼女の股関節に位置異常があった。

しかし、通っていた整形外科では、「筋肉が足りない」と言われ、彼女は頑張って筋トレをしていたようだ。

関節にズレがあるのに、無理して筋トレなどしてしまうと余計に悪化するのは当然。

正直言って、話にならない!

彼女の股関節異常は、彼女とはじめて会って、10秒で股関節が悪いことが分かった。

なぜ、こんな単純なことが分からないのかが、わたしにとっては不思議でしかたない。

彼女が2回目の施術に来たときには、もう症状は無くなっていた。

 

話はそれたが、体操をしている彼女は、まだ10歳。

元気で、健康で、楽しい生活を送れるように、わたしも頑張って応援したい。