二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

発達障害と牛乳

発達障害の女の子

保育園の保母さんが、体のメンテナンスで来られた。

ふとした話から、発達障害の話になり、ショッキングな話を聞いてしまった。

今の時代、一クラスに2~3人が発達障害の症状があり、グレーな状態の子供はもっといるという。

そして、小学校では、特別学級が3クラスもあると聞かされた。

わたしの時代では、ほとんどいなかったように思うが、こんなに発達障害が増えているとは。

かなり深刻な状態になっている。

以前に、このクライアントさんから聞いた話だが、発達障害の症状があったので、親御さんにアドバイスをしたら、「うちの子を発達障害だなんて心外です!」っと、逆にクレームになったらしい。

保母さんが子供のためにと思って、親御さんに伝えたなのに、クレームになってしまった。

保母さん曰く、長年子供と接していると、明らかに行動に違和感を感じる子供はすぐに分かるらしい。

でも、親御さんにそのことを伝えても、現実を受け入れてくれないケースが多いらしい。

 

発達障害の原因は、ほぼ解明できつつある。いや!解明できていると言っても過言ではない。

結論からいうと、ずばり栄養の問題である。

 

そのひとつが「牛乳」だ。

 

わたしのクライアントさんには、20年前から「牛乳は飲むな!」とアドバイスをしてきた。

しかし、今だに保育園や小学校の給食に牛乳が出てくる。

昔、軽度の多動症の子供を持つ親御さんにも、とりあえず牛乳をやめるようにすすめたところ、多動が軽減し、少し冷静に物事を判断できるようになったみたいだと聞いたことがある。

段階的に食事のアドバイスをしていこうと思っていて、その最初に、まずは牛乳をやめることをすすめた。

正直、わたしも驚いた

牛乳をやめただけなのだ。

 

牛乳には、乳糖と呼ばれる成分が多く入っており、日本人の80%以上が、「乳糖不耐症」といい、乳糖を分解する酵素であるラクターゼを産生できない体質なのだ。

牛乳を飲むと、お腹が張る、下痢をするというのが、まさにその症状である。

また、牛乳を飲むと便通が良くなるという女性がいるが、それは下痢症状を起こしているだけ。

また、自覚症状がなくても、確実に乳糖不耐症であることが多い。

食べ物というのは、通常、小腸に届くまでに小さな分子にまで分解されて到達する。

しかし、きちんと分解されない大きな分子のまま小腸に到達すると、異物として反応し、早く排出しようとする。

このとき、腸壁を荒らしてしまうのだ。

そして、荒れた小腸粘膜から、大きな分子が体内に侵入してしまうと、体内でも異物として反応し、異物を排除しようと免疫システムが働く。

この腸の問題が脳の思考に大きく左右するのだ。

特に幼児は、成人に比べて腸の機能が出来上がっていない。

そんな幼児に牛乳を飲ませるなんて、とんでもないことだ。

 

自治体によっては、もう給食に牛乳を出さない、または強制的に飲ませないところがでてきている。

牛乳がでてきて、半ば強制的に飲まされているようなところであれば、保育園または小学校にお願いをし、ぜひ子供から牛乳を遠ざけてほしい。

 

子供は、3歳までに発達障害の徴候が出てくる。

もし、「うちの子供はもしかしたら発達障害かも。」っと少しでも感じたら、早く病院に行ってほしい。

しかし、そこで発達障害と診断されても気落ちしなくてもいい。

栄養の摂り方で、改善する可能性が高いからだ。