あるクライアントさんの紹介で、60歳代の男性が来られた。
彼は旅行が好きで、よく車で遠出をするらしいが、運転をしていると右の骨盤部がよく痛くなっていたらしい。
以前に病院で検査してもらったようだが、腰椎（腰の骨）は通常5個に対して、彼は6個あると言われ、それが原因ではという見解だったようだ。
それで、特に治療を行うということもなく、もう腰痛とは付き合っていかないといけないと思っていたらしい。
でも、腰部の検査等をしてみたが、特に何も無かった。
細かくチェックしていくと、仙腸関節（骨盤にある関節）と股関節に問題があることが分かった。
そして、骨盤全体のバランスを重点的に矯正し、仙腸関節の稼働調整を施すことにした。
4回目の施術に来られた際には、かなりの改善がみられたようで、車の運転時に痛みが出なくなったようだ。
仙腸関節という関節は、動く範囲はごく僅かだが、とても大切な関節で、腰痛には深く関わっていることが多い。
これで、彼も体のことは気にせず、車の旅を楽しむことができそうだ。
