10か月ぶりに来られた20歳代の男性のクライアントさん。
彼は理学療法士。
理学療法士の資格を得るには相当勉強しないといけないが、見事に合格して、現在は某大手の病院に勤めている。
10か月前までは定期的にメンテナンスに来られてたが、しばらく会っていなかった。
どうも腰を痛めたらしい。
脚長差が約3cmあり、両骨盤、股関節にかなりの歪みがあった。
理学療法士の仕事はとてもやりがいのある仕事だと思うが、過酷な作業を強いられるため、本当に大変な仕事だ。
気になるところをすべて矯正し、様子をみてもらうことにしたが、数日後に再度来られた。
検査してみると、骨盤の歪み、股関節の歪みが残存。
それにお尻の筋肉(梨状筋、中殿筋)の緊張が強く、やはりそれらが原因だろう。
施術を終え、また様子をみてもらうことにした。
定期的にメンテナンスをしていたときは、ここまで悪くなることは無かったが、やはりメンテナンスは重要だということを改めて実感した。
彼も彼なりにストレッチや電気治療を施して、なんとか自力で治そうとしていたみたいだが、骨の歪みから出現する不調は、そんなものでは改善することは無い。
よく、メディアで、骨の歪みが治る体操、肩こりや腰痛を治すストレッチなどを紹介しているのを観ることがあるが、あくまでも対症療法に過ぎない。
時と場合によっては悪化することもあるので、メディアで紹介する健康法は要注意。
また、20歳から骨の老化がはじまると言われている。
でも、日頃から骨のメンテナンスをすることで、日常生活には支障のない健康レベルを保つことができる。
この彼も今回のことで学んでもらえたのではないかと思う。
彼を待っている多くの患者さんのためにも、彼自身が元気でないと、良い施術はできないだろうし。