先日、4回目の施術に来られた40歳代の女性のクライアントさん。
最近、右肩の痛み、右腕全体のだるさ、右手人差し指のしびれが出てきて、それに加えて左手首も動かすと痛みで出るため、たびたび仕事を休んでいた。
彼女の趣味のひとつがスノーボード。
若いときは、冒険な滑りをして何度も激しい転倒を繰り返していたらしい。
簡潔に表現すると、彼女の頚椎(首の骨)はムチ打ち状態だった。
正常な頚椎というのは前弯(前方に弯曲していること)しているが、彼女の頚椎は後弯しており、第5頚椎~第7頚椎のひどい歪みがあった。
1回目の施術を終え、様子をみていただくことに。
2回目の施術日、前回施術後、左手首痛は消失。しかし、右肩の痛み、右腕全体のだるさ、右手人差し指のしびれはそのまま残存。
3回目の施術日、腕全体のだるさは無くなるが、右肩の痛み、右手人差し指のしびれはそのまま残存。
4回目の施術日、右手人差し指の先に少ししびれがあるのみ。
頚椎の状態もかなり良くなってきている。
あと数回でもうすべて解消すると思う。
ムチ打ちは、交通事故のときに起こるものと思われているが、日常生活や趣味、スポーツでも起こりうる症状だ。
家のシャッターに頭をぶつけた、自転車で転倒しただけでも十分に起こりうることだ。
彼女の場合、スノーボードで何度も激しく転倒し、今回のような症状が出てきたのだと思う。
まだ、スノーボードはしているらしいが、もうのんびり滑っているらしく、以前のような冒険はしていないようなので、いったん頚椎の状態が良くなったら、もう再発はしないと思う。