先日、あるクライアントさんのご主人が、わたしのオフィスの来られた。
彼はまだ30才代。
プログラムの仕事をしているようだが、日常的に首に痛みがあり、長時間パソコンで仕事をしていると頭痛も発症するとのこと。
首を少し検査させてもらったところ、後頭部、第一頚椎、第二頚椎、第五頚椎に何らかの問題がありそうで、ムチ打ちに近い状態のように思えた。
また、左右の首の筋肉の過緊張がひどく、回旋の角度にかなりの制限が加えられていた。
昔、柔道、ラグビー、スノーボードをしていたらしく、それらも深く関係していると思う。
そして、施術を開始。
やはり、後頭部、第一頚椎、第二頚椎、第五頚椎にかなり複雑な骨の歪みを確認することができた。
矯正終了後、首の骨が綺麗に整っていた。
やはり若い方は、改善するのが早い。
50才を超えてから来られる方は、一回で綺麗に骨が整うことはほとんどない。
あまりにも歪む癖が強い方は、施術が終わって、帰る頃にはもう歪んでいることが多い。
そして、短期間で集中的に施術を行い、癖を改善していくのだが、その施術回数は年齢とほぼ比例している。
わたしはスポーツが好きだが、よく「健康のためにスポーツをしたほうがいいですか?」と聞かれることが多いが、健康のことを考えるのであれば、逆にスポーツをしないほうが良いと答える。
スポーツは、筋肉の強化などの良い面もあるが、骨格の歪みを助長させてしまい、それから発生するさまざまな疾患を誘発させてしまう。
ウォーキングや軽度の筋肉トレーニングは体に良いが、ほとんどのスポーツは、何らかの体のトラブルを起しかねない。
しかし、スポーツがしたいという方には、それを止めるように言うことはない。
好きなことをするということは、精神的な安定をもたらす。
その代わり、骨のメンテナンスをきちんとしておくようにアドバイスをする。
単純な話で、スポーツをする人は、スポーツをしない人と比べると、たくさん体を動かすのだから、骨に対しての負荷は増え、歪みが起こり、体調を崩すことが多くなる。
この彼、あと数回の施術で元気になってもらえると思う。