二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

右膝痛、全体の倦怠感、食欲不振、全身のかゆみ

倦怠感

約2年ぶりに来られたクライアントさん。

彼女の今の仕事は看護師さん。

一昨年の9月から来てなかったので心配していたが、国家試験の勉強、その他で忙しくしていたようだ。

そして、晴れて国家試験に合格し、働く病院も決まり、さあこれから頑張るぞ!っというときに、新型コロナウイルス感染拡大で、行動の自粛要請があり、メンテナンスに来れなかったようだ。

右膝に痛み、全体の倦怠感、食欲不振、全身のかゆみなど、かなり自律神経の乱れがあるようだった。

もともと、右股関節に問題があり、背中に側弯をもっていたので、どうしてもバランスが悪くなってしまう。

もうボロボロ状態だった。

右膝には特に問題が無く、たぶん股関節がかなり位置異常を起こしていたので、その二次的なトラブルで膝に痛みが出ていたのだろう。

そして、頚椎の矯正に入ると、お腹がグルグル鳴り出したので、もうひと安心。

 

世の中には、膝痛で苦しんでいる人が多いが、そのほとんどは膝関節に問題が無く、骨盤と股関節、腰椎の矯正で改善することが多い。

本当に膝が悪い人はごく少数だ。

だから、膝サポーターをする、病院でヒアルロン酸の注射を打つ、サプリメントを飲むなどの対処療法を行っても、本質的なところを改善しないと意味が無い。

 

自律神経というのは、脳の一番下にある延髄というところから出ているが、後頭部や頚椎の歪みにより、乱れることが多い。

これは、病院でどんな検査をしても分からず、結局原因が分からないままに薬を処方されることがあり、薬漬けの第一歩を踏み出すことになる。

根本的に改善するには、やはり後頭部、頚椎の矯正が不可欠で、わたしがオフィスを開設して20年の間に何例も経験してきた。

 

この彼女、久しぶりに来たときは顔色がとても悪く、元気がなかったが、矯正後は顔色もすっかり良くなり、お腹がすいてきたようだ。

久しぶりなので、しばらくは1週間に1回の施術を何度か行う予定だ。