二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

お尻の痛み

お尻が痛い画像


当オフィスのクライアントさんの紹介で、お尻の痛みで悩んでいる方が来られた。
座るとお尻が痛くなるようなので、立ったままお話を聞かせてもらった。

医療機関には数か所行って色んな検査をし、その結果、特にどこにも異常が無いと言われたようだが、ご本人はお尻が痛くて普通に日常生活が送れない状態。

初回、複数の検査をしたのち、股関節の上下左右前後の位置異常を修正し、骨盤と股関節の位置関係も矯正したところ、お尻の痛みは解消。

初回施術から6回目の施術までは、お尻の痛みがない日が数日程度しか継続しなかったが、7回目の施術のときには、もうほとんど痛みは解消した。
また、膝痛もあったようだが、まったく痛みが無くなったそうだ。
現在は、1か月に1回、メンテナンスに来られてる。

どうも、股関節の位置異常により、お尻にある梨状筋という筋肉の過緊張が起こり、座る際に梨状筋により負荷がかかって痛かったのだろう。

股関節は骨盤全体(腸骨、仙骨そして腸骨と仙骨の関節である仙腸関節)と深く関わっており、腰痛で来られたクライアントさんの場合は、この箇所を念入りに検査&施術を行う。

特に女性の場合、股関節のズレを起こしやすい骨格構造になっており、下肢以外の体重がすべて乗っかるところが股関節。

女性の腰痛全般に言えることだが、ほとんどのケースで股関節がかなりの確率で関わっている。

医療機関のように局所的に自覚症状がある部位だけを必死に観察しても、解決しないことが圧倒的に多く、それを取り巻く部位との関連性をすべて観察して施術をしないとまったく意味が無い。

ありがたいことに、カイロプラクティック・テクニック(特にアクティベーター・テクニック)はそれができる。

彼女がこれからもずっと自分の足で元気に生活ができるのを祈っている。