もう14年以上付き合いのある、現在80歳代の女性のクライアントさん。
最初にわたしのオフィスに来られたきっかけは、聴覚過敏。
家のガレージのシャッターに頭を強打後、激しいめまいが起こり、それから突然聴覚過敏に。
起床後に洗顔時、洗面の蛇口をひねって出てくる水の音が何倍にも聞こえたり、複数人数の人と会話をしてるとみんなの声にエコーがかかったように何重にも聞こえたりで、
医療機関を受診したが結局異常が見つからず、たまたま彼女の知り合いがわたしのクライアントさんだったので、紹介でオフィスに来てくれた。
わたし自身は聴覚過敏の経験もなかったし、聴覚過敏のクライアントさんを施術した経験もなかった。
改善するかどうか分からないことを正直に伝え、それでも施術を希望してくれたので、施術を開始。
20回ほどの施術を行ったが、無事に聴覚過敏が改善した。
その後は2週間に1回は必ずメンテナンスに来られている。
彼女は、子供さんと二世帯住宅に住んでいるが、病気になって子供さんに迷惑をかけたくないということで、まめに施術に来てくれている。
12月に田舎に帰省する予定だが、最近、立ったり座ったりするときに膝の痛みが出るので、帰省までは1週間に1回の施術を希望された。
本当に健康維持に対して前向きな方だと思う。感心する。
まだ若い頃はあまり考えたことがなかったが、一人の方が体調不良で困っているということは、そのご家族や知人に心配をかけたり、手助けが必要になってくる。
最近はそれを念頭において施術をするようになった。
また責任の重さも以前より感じるようになった。
まだまだ勉強をしなくては。