
高校時代から頭痛があり、頻繁に頭痛薬を服用していたが、2年前より薬が効かなくなり、それに加えて、胃痛、右手がしびれるという症状も出て来て、脳の検査、胃カメラ、首のレントゲン撮影などで調べてもらったが、特に異常が無いと言われ、苦しんでいた30歳代の女性。
あるクライアントさんの紹介で、現在わたしのオフィスに通ってくれている。
初回、レントゲン撮影したCDを持ってきてくれたが、かなり異常あり!
第五頚椎~第七頚椎(首の骨)の位置異常を確認。
また、後頭部にもかなりの歪みがあった。
また、第二頚椎(首の骨)を触診してみると、完全にロックされた状態で、こんなにひどい頚椎は久しぶりだ。
よくよく聞いてみると、やはり小学4年生のときに自転車に乗車中、車と接触事故。
中学1年生のときに親御さんの車に乗車中、信号無視の車が衝突し、ムチ打ちと診断されたようだ。
小学校4年生のときは、特に自覚症状もなく、また中学1年生のときも5週間ほどで首の痛みが無くなったので、その後は気にしてなかったようだ。
これが交通事故の怖いところで、ムチ打ちになりたてのときは、いわば捻挫を起こしている。
その捻挫は、時が経過するにつれて痛みがなくなってくるので、ついつい軽視してしまいがちだが、それだけの衝撃が首に加わったということは、頚椎(首の骨)に何らかの歪みをもたらしてしまう。
その頚椎の歪みを放置してしまった場合、後々に色んな体の不調が出てくることが多い。
そして、つい先日、11回目の施術に来られた。
頭痛の回数はかなり軽減し、胃痛、右手のしびれも無くなったようだ。
もう顔色も良く、表情が明るくなったような気がする。
食欲不振も続いていたようだが、食欲も出てきて、毎食きちんと食事ができるようになってらしく、体重も1.5kg増加。
彼女の場合、頭痛の主な原因は後頭部。そして、胃痛は第二頚椎。右手のしびれは第五~第六頚椎の歪みによるものだったと思う。
あと数回の施術で、日常生活では気にならないレベルにまで改善すると思うので、気を緩めずに施術を継続したいと思う。