二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

13歳の男の子が突然頭痛に

先日、4回目の施術に来られた13歳の男の子。

約4か月前に突然頭痛を訴え、学校にも行けなくなってしまい、大好きなバスケットボールもできなくなってしまった。

そして、某脳専門の医療機関に3か月も検査入院をし、結局どこにも異常が無いと言われ、担当医師からは「心の病気みたいなので、今は安静が必要です。」と言われ、退院したものの、親御さんは納得できず、また別の医療機関で検査してもらったが、やはり内的な問題はなく、こちらの医療機関でも心の病気だと言われてしまった。

たまたま、このお子さんの親御さんが、わたしのクライアントさんと知りたいだったため、紹介でわたしのオフィスに来てくれることになった。

このお子さんの頚椎が複数にわたりひどい歪みをもっていた。

特に第二頚椎の歪みがひどく、顔が右に傾いていた。

歪み方が年齢相応の歪みではなかったので、たぶん以前に首に大きく負担のかかることがあったのだと思う。

初回の施術後、少し気分が良くなるが、すぐにしんどくなる。

2回目の施術後、2日間は気分が悪かった。

3回目の施術後、翌日に突然「走りたい!」とお子さんが言うので、親御さんと一緒に公園を走ったようだ。

これには、親御さんもビックリしたようだ。

この数か月運動らしいことは一切できなかったのに。

正直、わたしもその話を聞いて驚いた。

そして、とても嬉しかった。

また、せめて終業式には行かせてあげたいと言っていた親御さんの願いが叶い、普通通りに終業式に行けたようだ。

結局彼は心の病ではなかった。

自律神経系のトラブルをかかえていて、自身の意思通りに体を動かせなくなっていたのだと思う。

また、栄養学的なアプローチもしたほうが良いと判断し、食生活のアドバイスに加え、プロテインとビタミンのサプリメントを摂取するようにおすすめした。

4日目の施術を終え、着実に元気になってくれている。

それと、春休みのバスケットの練習にも参加することになった。

あと数回の施術で、完全に復帰できるだろう。