二つの予防医学

カイロプラクティック&オーソモレキュラー栄養療法の臨床ブログ

膝痛の本当の原因

膝痛の写真

長年、当オフィスに体のメンテナンスで来られている利用者さんのお母さんが来られた。

長期間、膝痛の治療のために整形外科に通っていたようだが、改善の兆しがなかなか見えないので、当オフィスに来られた。

基本、当初は1週間に1回の施術が望ましいが、仕事の都合上、2週間に1回しか通えないとのこと。

この周期でご本人が納得できる効果が出るのが少し心配だったが、そのまま放置していても何も変わらないので、施術を開始。

初回、2回目の施術後はまったく変化がなく、相変わらず痛そうにしたいたが、3回目の施術に来られた際には、もう膝痛がなくなったそうだ。

また、目の奥の痛み、ひどい肩こりもかなり軽減したみたいで安心した。

このお母さんの場合、腰椎(腰の骨)に側弯を起しており、股関節の位置異常も加わって、膝がO脚になり、膝の内側部の関節に負荷がかかって歩行困難を起していたようだ。

女性は、男性と比べて股関節の位置異常を起こしやすく、その結果、膝にさまざまな負荷がかかることが多い。

「老化は足から」と昔からよく言われているが、まったくその通りで、歩けなくなると一気に老化が進行してしまう。

改善してくれて本当に良かった!

もし、このお母さんが歩けなくなってしまうと、娘さんもお母さんの介護などで忙しくなってしまう。

わたしの母も、わたしがカイロプラクティックの学校に行きはじめ、勉強がてら、母の腰椎を触ったとき、驚いた。

ひどく腰の骨がズレていた。

そう言えば、わたしが若かったころ、何度か腰を痛めて、数日立てなくて寝込んでいた姿を見たことがある。

わたしを育てるために必死で仕事した、その代償だったと思う。

はじめて母の腰を触ったとき、こんなになるまで仕事をしてくれてたんだと思うと、母が寝込んでいたとき、何もしなかった、できなかった自分に本当に腹が立った。

そして、約20年間、1週間に1回の母の施術をずっと続けてきた。

最後の2年間は、もうわたしの施術の効果もなく、車いすでの生活になってしまい、介護をする経験をした。

少し私事になってしまったが、足腰をとられてしまうと、ご本人も辛いが、親族の方たちも辛い。

だから、年配の方には特に骨のメンテナンスをしてほしいと思う。